2018年7月20日金曜日

儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇 / ケント・ギルバート (2017)

ケント・ギルバートさんって、かなり過激な右翼思想の方だったんですね。
日本の武士魂を呼び起こすことは必要なんでしょうが、中国、北朝鮮、韓国への偏見はすごいです。そういう思想の本だと認識して読むことが必要です。ああ、こういう捉え方もあるんやって。

儒教の親族至上主義的な考え方が、ジコチューな行動につながっている、という主張ですが、逆に「それだけ?」って感じでした。結局、異教徒批判なのでしょうか。

いずれにしても中国が要注意の国であることは確かです。チベット、ウイグルのひどい弾圧や尖閣諸島への拡大主義、香港への統制、情報制御と汚職。そういう国が世界の覇権を取ろうとしていることに、不安を感じざるをえません。鄧小平の時代が唯一のまともな時代で、それ以前もそれ以後もまともな方向に進んでいるとは思えません。ただし、その「まとも」ですが、日本の常識が世界の常識と思わないことも重要だと思います。