2016年7月10日日曜日

嫌われる勇気 / 岸見 一郎・古賀 史健 (2013)

これは、アドラーの心理学なのか、それとも岸見氏の哲学なのか。
『7つの習慣』の中には、このアドラーの思想が色濃く反映されています。

もともとキリスト教的な個人主義的傾向が強いようにも思いますし、実際キリスト教の格言も出てきます。
ただ、アメリカ的な「夢」至上主義ではないので、少し安心できます。
  • 人の評価から解放されよ
  • 幸福とは貢献感である
  • 人生は刹那の連続である
という主張は、シンプルで力強い指針だと思います。
  • 他者の課題に介入しない
  • 他者はあなたの期待を満たすために生きているのではない
  • 「この人は私に何を与えてくれるのか?」ではなく、「私はこの人に何を与えられるか?」を考えなければならない
私は家族との関係で、人間関係についていろいろ学習しましたが、この本で言われていることは、それを裏付けるものです。

「いま、ここ」で一生懸命生きないとね。

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