2016年2月20日土曜日

人間の分際 / 曽野綾子

こんな本もあるんですね。今までの著作から一言一言を抜粋して一冊の本を作るという。
ポップ・ミュージックであれば、コンピレーションといったところでしょうか。

著者の基本的はスタンスは、
  • よいこともあれば、悪いこともある
  • 心の中は、いい思いもあれば悪い思いもある
  • 失敗もあれば成功もある
といった、清濁併せ飲んだところに人生の豊かさがある、というものと、
キリスト教者としての、
  • 神と結ばれることによって一人の人間は「自分」を持てる
というものを併せ持ったもののようです。
努力と結果は決してストレートには結ばれず、むしろ結ばれないところに学びや救いがあるという主張は、むしろ東洋的だな、と思います。

人間は50才から先の負け戦の生き方が大切なのだそうです。僕にとっては気になる一言です。

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