あまりこういった種類の本を読まないので、新鮮でした。
もともと読もうと思ったのは、テッド・チャンの「あなたの人生の物語」を読んだからでしたが、テッド・チャンの文体よりも、より「サイエンス」系でした。
生物学、数学、IT技術といった科学の断片が、深い理解を基に、しかも小説の中心になっています。多分、これはマニアにとってはたまらんのでしょうが、分からない部分を未理解のまま読み進めても面白いのが不思議なところです。
最終的に、空想科学を中心としつつも、哲学的テーマに迫っているのがすごいですね。もしこうなったら、どう考えたらいいのか?って感じで。
9篇の短編集ですが、どれもテーマが違い、よくもこれだけ考えられるもんだと感心します。
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