2015年9月22日火曜日

偶然とは何か / イーヴェル・エクランド

「北欧神話で読む現代数学理論 全6章」という副題がついているように、北欧の荒っぽい神話をきっかけに、偶然とは、運命とは、予想とは、カオスとは、リスクとは、統計とは何か、を哲学的見地を交えながら綴っている。
人為的に「偶然」を作り出すことは非常に難しそうだ。
いかに我々はこの偶然に満ちた世界を、統計的経験値に基づいて生活しているのだろう。量子論が出てきたのは物理学にとって、生まれもっての必然だったのかもしれない。
数学は数字遊びではなく、自然を表現するためにある。

自然の法則を解き明かそうという、こういった試みはとてもクールだと思うが、なにせ数学が苦手だった僕には、残念ながら難しかった。

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