なぜ彼の会社と事業が成功したのかも良く分からない。
ただ、国家の後ろ盾があり競争なしに成長したのではないことは分かった。
経営哲学、というほど何か特別なことが書かれているわけではない。
もしかしたら、中国の膨大な中小企業をターゲットにしたという目の付けどころが良かっただけかもしれない。
しかし、馬雲(ジャック・マー)のリーダーシップや人をやる気にさせる能力があったからこそ、これほどの成功を収めることができたのだろう、ということは理解できた。
彼は、成功渇望で生きているのではなく、辛いことも苦しいことも成功と同じように人生の経験だと言う。人生の達観という意味では、アメリカの経営者よりも懐の深さを感じる。
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