書名から、グーグルでの新しい「働き方」の本かと思いましたが、これは「人事」の本でした。
採用、評価、教育、福利厚生といった分野でのグーグルでのやり方、を紹介しています。
グーグルの文化である自由、公平、透明性などと人事のやり方との共存を探った姿を表した本ともいえます。
評価の公平性を求める姿はいたってベーシックなものですが、一方で報酬は不公平に、とも言っています。しかし、報酬はインセンティブではなく貢献を称えるものではければならない、とも言っています。試行錯誤しているんでしょうね。
人事の専門知識をベースとしながらも、IT業界・グーグルという会社に適応し、成果を上げているところが素晴らしいと思いました。
人事の専門知識がある人は、えてして経営的・個別側面に目を向けず、個別経営課題に適応できないか、その逆のことが多いと思いますが、グーグルではこれを両立させています。
また、このグーグルの人事(ピープル・オペレーションズ)の特筆すべきところは、データ分析を重視する姿勢です。
グーグルらしく、社員からアイデアを募り、アンケートをとり、必要に応じてインタビューする。人事の3分の1は分析力に優れた専門家を雇う。実験を多く行い、結果を検証する。採用における科学的アプローチも刺激的です。おそらく、社員の実績と採用時の内容を検証しているのでしょう。IT企業らしく、ITの力を十分に生かしています。
人事というのは、とかく国ごとの労働慣行の違いを言われることが多いと思いますが、ここに描かれてあることのほとんどは、国の違いを超えた普遍性を持っていると思います。
2016年9月19日月曜日
2016年9月11日日曜日
プロフェッショナルマネジャー(Managing) / Harold Geneen (1985)
この人の書いてること、ジャック・ウェルチとよく似てます。
アメリカ的なマッチョな経営者はみんなこうなのか、こういう経営者じゃないと成功しないのか、あるいはウェルチがこの本を読んで意識していたのか。
ハードワークを旨とし、同僚にもストレッチした目標達成を求める。
率直な議論を重要視するが、おそらく自分が一番しゃべっているんじゃないだろうか。
金融を重宝し、人の解雇にはフェアな態度で臨もうとする。
経営チームのチームワークが大切で、組織の壁が嫌い。
二人とも経営者であり、経営者であることが好きで、経営者であることを楽しみ、経営者としての結果を残してます。
結果を残すためには、数字を読み、事実を信じ、行動する。人間が合理的ではないことを理解し、失敗を奨励する。
そういうことが必要のようです。
経営の秘訣は、最後から逆算すること、という話は、「7つの習慣」の「最後から始めよ」と同じ教訓です。
アメリカ的なマッチョな経営者はみんなこうなのか、こういう経営者じゃないと成功しないのか、あるいはウェルチがこの本を読んで意識していたのか。
ハードワークを旨とし、同僚にもストレッチした目標達成を求める。
率直な議論を重要視するが、おそらく自分が一番しゃべっているんじゃないだろうか。
金融を重宝し、人の解雇にはフェアな態度で臨もうとする。
経営チームのチームワークが大切で、組織の壁が嫌い。
二人とも経営者であり、経営者であることが好きで、経営者であることを楽しみ、経営者としての結果を残してます。
結果を残すためには、数字を読み、事実を信じ、行動する。人間が合理的ではないことを理解し、失敗を奨励する。
そういうことが必要のようです。
経営の秘訣は、最後から逆算すること、という話は、「7つの習慣」の「最後から始めよ」と同じ教訓です。
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