2018年2月26日月曜日

その問題、経済学で解決できます。/ ウリ・ニーズィー; ジョン・A・リスト (2014)


The Why Axis: Hidden Motives and the Undiscovered Economics of Everyday Life


昨年のノーベル経済学賞はシカゴ大学リチャード・セイラー教授が受賞し、行動経済学に注目が集まっているところですが、この本も行動経済学に根ざしたものです。
ユニークなのは、実地実験の徹底です。いろいろな仮説の証明を、すべて実地実験でやろうという。
  • 男と女の経済的成功の差はなぜ起こるの?
  • 人はなぜ互いを差別するの?
  • 貧しい地域で高校の中退率を下げるには?
  • ワインをより高く売るには?
等々、一見経済と無関係な世界を、インセンティブという切り口で仮説を立て、実地実験で実証していく、そんな事例満載です。
しかも単純なインセンティブではなく、インセンティブはより注意深く使う必要があるらしいのです。でないと全く逆の効果を生んでしまう可能性もあります。

https://docs.google.com/document/d/1GM6CRtziXpa4YTBof0-6hyCgg3nESRRPrsSAspk8cc4/

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