2018年10月29日月曜日

巨匠に学ぶ構図の基本 / 視覚デザイン研究所編

――名画はなぜ名画なのか?

こんな面白い本は久しぶりです。アートは構図だ、ということに改めて感心したと同時に、構図に対して僕がほとんど何も知らないことに驚きました。

また、中学の時に、東京オリンピックのポスターが三角構図だということを教えられ、そのデザインに感激たことを思い出しました。改めて調べてみると、このポスターのデザイナーは亀倉雄策で、先日読んだばかりの江副浩正の本にもかなり出てきてました。

主役が中央にない構図、地平を低く空を大きくとった構図、主人公の後ろの空間が大きい構図、縦の線ばかりの構図、逆に斜め線だけの構図...絵の作者はいろいろ考えて構図を考えてるんですね。印象派なんて、見たままの風景を描いてるようで、実はかなり考えているのだと分かりました。

見る楽しみ、構図を考える楽しみが増えました。

名画の3条件
第1編 構図の基本型 構図の9型式
第2編 構図の組み立て 構図の14要素
第3編 主役を引き立てる 絵画は5役4景でくみたてる
第4編 人体のメッセージ 視線 手足

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